2017年04月20日

システム運用設計について(2-3) システム運用アーキテクチャ 問題管理、構成管理

さて、前回(システム運用設計について(2-2) システム運用アーキテクチャ インシデント管理・障害管理・セキュリティ管理)に引き続き、今回は下図の赤枠のうち、「4.問題管理」と「6.構成管理」について記述することにする。

it_operational_architecture.png

「5.変更管理」、「7.ライブラリ管理」、「8.リリース管理」について、これら3つの管理業務は密接に絡んでいるため、次回以降にまとめて記述する。

では、順を追って記述する。


4.問題管理

問題管理は、システムを運用するにあたり発生した問題について、恒久的な解決をするための業務である。

システムを運用するにあたり発生する問題とは、障害管理からエスカレーションされてきたものと、業務上の要件から発生するものや、システム運用上発生するものがある。

そして、問題の解決については、すでに発生した問題を事後的に解決するリアクティブ対応と、将来発生する可能性のある問題を事前に解決するプロアクティブ対応がある。

リアクティブ対応の例を挙げる。
例えば、障害が発生し、迅速な回復のために暫定的な対応を行ったとする。

しかし、そのまま放置すれば同じ障害が発生する恐れがある場合は、恒久的な対応を行い同じ障害が発生する恐れを取り除く、というものだ。

プロアクティブ対応の例を挙げる。
例えば、業務で使用しているサーバーの動作が遅くなったとしよう。遅くても正常に使えているのであれば、障害ではない。

しかし、これ以上遅くならないように、何らか障害が発生するまえにサーバーのスケールアップをする等の対応を行う、というものだ。


6.構成管理

構成管理とは、現在運用されているシステムの構成を管理する業務である。

例えば
・サーバーのハードウェア構成
・サーバーOS・ミドルウェアのバージョンやパラメーター
・ネットワーク機器の設定内容
・アプリケーションのバージョン
・クライアントOSのバージョンやパラメーター
など、運用しているシステムの現在の構成がどのようになっているかの情報を、一元的に管理するのである。

そして、運用しているシステムの構成が変更された場合は、直ちに情報を最新に書き換えて管理していく。

なぜ構成管理をする必要があるのだろうか。
例えば、サーバーOSのセキュリティパッチがリリースされたとしよう。

セキュリティパッチは、適用しない場合のリスクが重大な場合、迅速な適用が望まれる。

運用しているサーバーが、セキュリティパッチの適用対象かどうか、現在の構成を適切に管理していない場合は迅速な判断ができない。

従って、システムを安全に運用するためにも、適切な構成管理をする必要があるのだ。


では、次回以降で「5.変更管理」、「7.ライブラリ管理」、「8.リリース管理」について記述することにする。

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posted by Yamato Sakai at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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